30までに人生を固めたい女の雑記ブログ

エアライン業界から転職後、スターバックスに身を置き、悩み楽しく生き抜く人生日記!!

【ファーストラブ】本当に人を好きになったことはあるか?

「本当に人を好きになったことはあるか」

 

父を殺害した罪で刑務所に入っている

女子大生は

 

臨床心理士演じる北川景子に言われた

この一言で大きく感情が揺さぶられる

 

 

尻の軽い女だと思われてきた女子大生

芳根京子は

実は大きな心の傷を負ったか弱い少女だった

 

私はこの映画が大好きでかれこれ5回はみているんだけど

なんでこんなにも見返したくなるのかなぁと

思ったところ

 

おそらく過去の自分に投影できるところが

たくさんあるからだ

 

恋とか恋愛とか

人を好きになるって

勉強と違ってちゃんと教えてくれる場所って

平等に設けられていないよね

 

家庭環境と並行してる気がする

 

それにこの映画、演じている役者さんが

適役だったと思う

 

テーマは”初恋・家族”

誰にでもあるだろう初恋

 

初めての気持ち

初めての感情

 

綺麗な初恋ってあるの・・?

 

本気だった分だけ苦しさもある

 

 

 

物語のキーポイントは”初恋”にある

 

苦しくて誰からの助けもなかったところに

人時の居場所を感じそれを初恋だと思った芳根京子

 

とてもじゃないけど自分の父とは思いたくない

父の素性を知ってしまい、男性恐怖症だったが

中村倫也との出会いで人を初めて好きになれた北川景子

 

大学生の頃そんな彼女との恋愛が

実は初恋だったことを後になった気づいた

遊び人の中村倫也

 

 

全員が自分の傷を癒せる場所を求めたが

苦い初恋だったのである

 

芳根京子の怪演ぶりに展開が読めなかった

 

初めは誰にも心を開かず

本当に頭がおかしくなっちまった女子大生なのかと

思わせるくらい

狂気を感じる演技だった

 

誰にも見せたくないその心の闇を

 

臨床心理士の北川景子が

 

過去の自分と投影して

優しく心を溶かしていく様がよかった

 

傷を隠して生きてきた

北川景子だったからこそ

 

芳根京子の心を覗くことができたんだ

 

中村倫也の一言も忘れられない

 

大事だったけど恋愛じゃなかった

それがどれだけ特別なことか伝えようとしても

きっともう受け入れないだろう

 

彼も幼少期、親から捨てられ

養子に入っているから

どこかで愛という認知の歪みがあるように思う

 

歪んでいる中、北川景子との出会いは

特別だったけど

 

それは僕の主観であって

彼女には伝わらない、傷つけてしまった

 

悲しい初恋だよなぁ

 

芳根京子の母親も心に傷を負った人なんだろうな

 

映画しか見ていないので

小説にどこまで書いてあるのかは分かりませんが

 

母親は娘の肩を持とうとしない

 

娘がどんな心の傷を負っているのか

わかっているはずなのに

 

きっと同じようなことを旦那からさせられていたか

 

父親が違うことを引け目に思って

強くNOと言えなかったのか

 

何より母親にもリストカットの跡があるのが

一番の証拠だと思う

 

深く傷ついた過去も全て今の自分の一部だよ

 

現在北川景子の彼氏である窪塚洋介が

放った言葉

 

否定しない

どんな気持ちが悪い過去でも

 

こんな最高な男おるんか・・?て

思っちゃうくらい

 

この映画の窪塚さんは最高です

 

まじでこの人と結婚したいって何度思ったことか

 

 

 

 

 

 

私の初恋はあの人だよなぁって思い返してしまう

 

初めて自分の見窄らしい感情も

曝け出した人

 

誰にも見せてこなかった

自分にさえも嘘をついてきた

 

そんな不完全な私を

包み込んでくれた人

 

彼のあの頃の愛がもう一度欲しい

 

だけどあの頃の自分には戻りたくない

 

自分で自分を満たせる人間になりたい

その上で溢れるくらいに

その人からの愛情が欲しい

 

その人に見ていてもらいたい

 

私が自分の意思で

ずっこけながらでも頑張って生きている様を

 

一番、特別な意味合いで見ていてほしい